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(5.3 街宣原稿「供託金」)

 

国際展示場駅前(有明駅前)ご通行中のみなさま、「5・3憲法集会」に向かわれるみなさま

こんにちは!! 私たちは、緑の党グリーンズジャパンです。

 

今日は5月3日、憲法記念日です。今日は皆さまに 憲法に違反する制度「供託金」の問題点について知って頂きたいと思い、お話しをさせて頂きます。

「供託金」とは何でしょうか?それは、選挙に立候補するために出さなければいけないお金のことです。国会議員に立候補するためには、1回につき300万円から600万円もの高額の供託金が必要で、しかも一定以上の票が取れないとお金が没収されてしまいます。

このような供託金制度は、国民に立候補の自由を保証し、国会議員の地位を「財産または収入によって差別してはならない」とする憲法の理念に違反する制度です。

 

「供託金制度は必要だ」という人は、「供託金がないと売名行為で選挙に出る人がいる」「候補者が乱立する」などと言います。果たしてそうでしょうか?

アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ロシアなどには供託金制度がありません。また、イギリスやカナダなどは供託金が10万円程度です。けれども、これらの国で売名行為や候補者の乱立が起こって、「供託金を上げよう」という議論にはなっていません。

そもそも、売名行為で選挙に出た人は、私たち有権者が判断して選挙で落とせば良いだけの話であって、立候補させないようにお金のハードルを掛けるようなことではありません。また、お金持ちであれば供託金がハードルになりませんから、供託金で売名行為をやめさせようという目的には意味がありません。

 

そのいっぽうで、300万円から600万円という高額の供託金を設けることで、もともとお金がある人や、お金を出してくれる組織に所属している人しか、国会議員に立候補できない仕組みになっていることのほうが問題です。もともとお金がある人ならば、普通の人よりも国会議員に立候補し易いんです。そのため、私たち庶民と金銭感覚がかけ離れた人たちが立候補して当選し続け、大臣の椅子に座っています。カップラーメンの単価が一個千円だと思っている人が財務大臣だったり、主婦のパートで月に25万円も稼げると思っている人が総理大臣になって「働き方改革」をしているんです。その奥さんは、100万円を寄付したかもしれないのに「記憶にない」と言っている。普通は人に100万円も上げたら一生忘れませんよね?というか、そもそも100万円をポンとあげられる人なんてそうそういません。なぜ、こんな金銭感覚がおかしい人たちが議員になってしまうのでしょうか?それは、普通の人が簡単には出せないほどの高い「供託金」というハードルを、立候補するための入口に設けているからなんです。

 

これはもう、制度の問題です!!

供託金制度を廃止して、この悪循環を断ち切りましょう!!

 

いま、この300万円もする供託金を払えず立候補の望みを断たれた人が、裁判を起こしています。

元日弁連会長の宇都宮健児さんも、弁護団長として加わっています。

憲法違反の供託金制度に司法の裁きを下す、千載一遇のチャンスです。多くの人々がこの裁判に関心を寄せていることを示し、なんとしても違憲判決を勝ち取りましょう!!

 

いま、こちらで、供託金違憲訴訟を支援する署名を集めています。目標は、2万人の方から署名を集めることです。日本の高すぎる供託金制度を正し、私たち庶民に政治を取り戻すためにも、是非この署名にご協力をお願いします!!

 

また、来月6月9日(金)には、東京地方裁判所で第4回目の公判があります。この裁判の傍聴も世論の注目が集まっていることを示す機会になります。是非、この日は予定を空けて頂き、傍聴にお越しください。弁護団と支援者にとって、なによりの励みになるだけでなく、裁判長に世論の圧力を示すことになります。皆さま、どうぞお集まりください。6月9日(金)14:00から、東京地裁103号法廷です!!

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長文のアピールなので

 

「皆さん!私たちは緑の党グリーンズジャパンです」
「緑の党は社会的公正と正義、参加民主主義を大切にしています」
「私たち緑の党は、供託金廃止キャンペーンを行なっています」

などを、所々に入れると一層良いかと思います。

地域名入れ替え、アレンジなど自由に加えてご利用ください。
 

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