top of page

<原発事故自主避難者の住まいを奪うな!

        2・18さようなら原発緊急集会>

報告

                   瀬戸大作さんFBより

さようなら原発1000万人アクション主催「原発事故自主避難者の住まいを奪うな! 2・18さよなら原発緊急集会」を連合会館で開催しました。1月初旬のさようなら原発実行委員会合宿にて、3月末の自主避難者の住宅無償提供打ち切りを目前に控え、緊急取り組みを提案していました。①「さようなら原発」として2月2日のひだんれん福島県交渉参加と住宅無償提供継続を求める緊急要請提出②さようなら原発として住宅問題に特化した緊急集会開催!短時間の準備に関わらず、会場はほぼ満員の250名の参加者で溢れました。
●主催団体挨拶は呼びかけ人の鎌田慧さん、原発ゼロ社会向けて再稼働反対と自然エネルギー推進を中心に運動を推進してきたが、福島原発事故の加害者である国や福島県が避難者への賠償と住宅無償提供を打ち切り、更なる加害者として避難者を棄民化する状況に対して「さようなら原発」として避難者と連帯して抗する運動をすすめていく事を宣言した。確かに動き出したのは遅いと言われるかもしれないが、政府が狙う「避難者をなくし2020年までには原発事故被害はなくなった」という虚構を許さない戦いはこれからだ。
●「住宅無償提供打ち切りを巡る現況」をテーマに、避難の協同センターとして私から報告、特に協同センターに現在、毎日のように寄せられる相談事例から「生活困窮に直面している避難者から4月以降の住まいにも困窮している」実状を報告した。今日の集会にも参加できず母子避難で家族を守る為に働いているお母さん、介護や看護、スーパーのレジ業務で頑張っているお母さんの顔が目に浮かぶ。収入要件や世帯要件で「支援される」「支援されない」不十分な自治体支援でなく、国や福島県が賠償責任としての住宅無償提供を継続すべきと!
●ひだんれん幹事で、自ら避難した神奈川県で被害者救済の運動の中心を担う村田弘さんから「ひだんれんによる福島県交渉状況報告」をテーマに特別報告、現段階においても被害者団体と面会する事を拒否し続けている。福島県は福島県民である避難者を守らない。
村田さんは神奈川での取り組みも報告、地域での地道な働きかけを続け、自民党県議団の協力もえながら黒岩県知事を動かした。
●特別報告として郡山氏から大阪市内に避難している森松明希子さんに沢山の「あるある川柳」を持参頂き新幹線で駆けつけて頂いた。現在、小学校3年生の長男、保育園児の長女と3人暮らし。郡山市内の賃貸マンションに住む夫とは原発事故後、5年にわたって離ればなれの生活を余儀なくされている。震災と原発事故当時3歳の長男、5カ月の長女と避難生活をはじめた。仕事の関係で福島に残る夫はいちばん大切で可愛い時期の長女の成長の過程に立ち会えていない。森松さんが避難生活を開始したのが2か月後、娘には郡山の水道を使い母乳を飲ませていた。「避難するまで2カ月にわたって被ばくを強いられていた」森松さんは線量が下がらずフレコンパックの積まれた故郷には帰れないと語る。帰る時期を決めるのは加害者の国や福島県ではなく被害者である私たちが決めるのだと強調する。
●最後のプログラムは避難者と鎌田慧さんとの討論:新たに、東京都に避難されている
 鴨下祐也さん、熊本美弥子さん、神奈川県に避難されている松本徳子さんが加わり現状報告と今後について報告と討論、共通していたのは、現在でも土壌汚染などは深刻であり帰還する状況にはないと考えている。被ばくを避ける為に「避難の権利」に基づく避難生活はこれからも国の賠償責任として求め続けていく事だ。そして「住宅無償提供打ち切りで誰も路頭に迷わせない」取り組みを広げていく事を呼びかけた。

20170218 UPLAN 原発事故自主避難者の住まいを奪うな!2・18さようなら原発緊急集会
https://www.youtube.com/watch?v=ZZaOHLA7LEM 
 

bottom of page