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低線量内部被ばく

国際専門家会議が福島の甲状腺検査の見直しを提言 その内容が怪しい

「この甲状腺がんの明らかな増加が、福島第一原発 事故に起因するとは考えられない。 」と結論し「現在、集団で行われている健康診査と甲状腺検診について見直し、自主参加にすべきと提言」しました。
http://www.nippon-foundation.or.jp/news/pr/2016/132.html 
主催: 日本財団 共催: 笹川記念保健協力財団、福島県立医科大学、長崎大学 後援: 福島県(予定)、日本医師会、日本看護協会、日本薬剤師会、広島大学 

 

アワプラネットTV記事

「甲状腺検査の見直しを提言〜山下俊一氏ら専門家」

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2077

 

これではチェルノブイリの教訓を福島に活かすことなどできないでしょう。

国際的な機関が集まった会議にしては、内容は非常に怪しいものです。

放射線被ばくを学習する会の記事で検証できます。

http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-4b28.html

参照;福島県の2紙

甲状腺検査「自主参加に」 日本財団、国際会議受け福島県に提言:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
 http://www.minyu-net.com/news/news/FM20161210-133711.php

 

国際的知見参考に 甲状腺検査 専門家会議組織委が県に提言 | 東日本大震災 | 福島民報 http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/12/post_14514.html 

SwissInfo  福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題
2011-10-06の記事(抜粋)
日本の基準値、年間20ミリシーベルトの上限をどう見ますか?

ヴァルター : 短期なら分かるが長期的に年間20ミリシーベルトは高すぎる。しかも子どもや妊婦を含んで20ミリシーベルトは非常に高い値だ。たとえ原発に賛成する科学者にとっても高すぎる値だ。

スイスではたとえ事故が起きても放射線の限度を年間1ミリシーベルトに決められている。

1991年のチェルノブイリ原発から50キロメートル離れたポルスコエ(Polesskoye)にスイス政府の派遣で行った。同行のジャーナリストと、子どもがかくれんぼをすると想定して建物の地下や低い茂みなどを測ったが、放射線量は事故から5年後なのに非常に高かった。また場所によって数値にかなりの差があった。

福島でも5年後同じことになるだろう。つまり、県内の多くの地点で今後とも線量はそう変わらないのではないだろうか。年間20ミリシーベルト以下の地域から、避難するほうがよいと思う。もちろん故郷を捨てるといった社会的な問題は残るが。・・・・・・・・・・・>>全文

「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。

ヴァルター氏は、1人の内科医として核兵器、核実験、原発など「核と人類は共存できない」と考え、医師の責任を強く訴える。核戦争防止国際医師会会議スイス支部(PSR/IPPNW Schweiz)の支部長を2年務め、脱原発を推進する側に立ってきた。チェルノブイリには政府からの派遣も含め5回行っている。

 チェルノブイリでの甲状腺がんの子どもの検診や治療、またその後の放射線による遺伝子突然変異の研究などを通して蓄積された知識を、今福島で起こっている出来事を事例として引きながら語ってもらった。

京都「被爆2世・3世の会」学習講演会

東電福島第一原発事故被災者の健康と広島・長崎の被爆二世健康実態調査報告

福島の被曝、 そして広島・長崎の被爆の重ね合わさるもの

報告書  2016年11月27日(日) 

[抜粋紹介]

被爆者とは被ばく線量5ミリGy以上の人 (爆心地からの距離にすると2.5km以内で被爆した人)、非被爆者とは被ばく線 量5ミリGy未満の人(爆心地からの距離が 2.5km以遠の人)とされていて、従って比較的遠距離で被爆した人は被爆者と扱われていません。内部被ばくした人などは一 切認められておらずすべて非被爆者です。 今日の私たちの被ばくの常識からすると、 実は被爆者と被爆者とを比較して「有意な差は認められない」言っているようなものであり、根本的な疑問があります。「遺伝的影響は認められない」とする見解も、その根拠を突きつめていくと科学的な正当性に欠け、大きな問題・疑問のあることが明らかです。 (3P)

 

小児、男性の白血球数のグラフですが、分布が明らかにおかしい、東京や首都圏の状況と共通しています。 

好中球が異常に少ない子は危険です。そのため 日本の西地域に移住するよう勧めるとよくなり ます。 

血液の検査をしてみた結果は、
1 地域によって好中球の数に明らかな差があった
2 移住することによってよくなったことを観察した
3 しかし東京に戻るとまた下がってしまうことも経験した
でした。 首都圏に関しては、白血球を見る限りにおいてはとても危ないと思っています。子どもたちの血液を採血して調べてみようと訴えていますが、まだやっていただける医師はありません。 (8P)

 

全国的傾向でもあるのですけど特に東京では、梅毒、 エイズ、最近性病の扱いになった肝炎などの増え方が尋常でありません。2011年度から急激に増えてきていてもしかしたら放射能汚染と関係しているかもしれません。 

順天堂大血液内科の公表された診療実績数です。2011年と2013年とが比較されていま すが、入院者数が209人から306人へ、新規外来者数が230人から876人への急増とし ています。血液の病気が増えているのでしょう。 (8P)

​            全文はPDF27ページ/ダウンロード→

DL
小児科医三田先生のお話と守田敏也対談
内部被ばくの現在 白血球の異常、大人も甲状腺癌

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/347977
2016年11月27日(日)13時半より、京都「被爆2世・3世の会」が主催して
「被爆二世の健康実態調査報告と原発事故被災者の健康を考える学習講演会―福島の被曝、そして広島・長崎の被爆の重ね合わさるもの」がラボール京都(京都市中京区)で開かれた。
福島原発事故後、東京から岡山へ移り住んだ医師の三田茂氏とフリーライターの守田敏也氏が講演・トークを行った。
参加していた避難者・下澤さんの自身の経験を重ねながらのレポートが、守田さんのブログ記事で上下2回になっています。
http://toshikyoto.com/press/2282
http://toshikyoto.com/press/2284

「甲状腺検診は「自主参加」による縮小でなく、拡大・充実すべきです」

福島県で増え続ける子どもたちの甲状腺がんについて、12月20日、ノーベル賞受賞者の益川敏英氏や、物理学者の沢田昭二・名古屋大学名誉教授らが福島県にこんな緊急の申し入れを行った。

 本サイトでも何度も指摘しているが、福島原発事故以降、深刻さを増していのが健康被害、特に福島県の子どもたちの甲状腺がんの多発だ。今年9月に公表された 「福島県民調査報告書」によると、福島県の小児甲状腺がん及び疑いの子どもたちが前回より2人増えて合計174人と膨大な人数となっている。こうした発表が出るたびに、増え続ける甲状腺がんの子どもたち──。


 しかし政府や有識者会議、電力会社は「被曝の影響は考えにくい」などと非科学的態度、抗弁を続けている。しかも、現在、福島では子どもたちの甲状腺検査を縮小しようという異常な事態が進んでいるのだ。

 こうした動きに危機感を持ち、立ち上がったのが益川氏らだったのだが、提言は当然だろう。

 そもそも縮小の動きが明らかになったのは今年8月、地元紙福島民友に掲載された「県民健康調査検討委員会」の星北斗座長のインタビューだった。星氏はここで、甲状腺検査の対象者縮小や検査方法の見直しを視野に入れた議論を検討委で始める方針を示したのだ。星氏といえば、これまでも「現時点では福島で見つかった甲状腺がんは原発事故の影響とは考えにくい」などとその因果関係を否定してきた人物だが、さらにこれに同調するように、9月には福島県の小児科医会が、検査規模の縮小を含めた検査のあり方を再検討するよう県に要望を行っている。<続く>


 

  「放射能の危険性:ECRRの考え方」

                放射線被ばくを学習する会 12/17


ECRRの2010年勧告は2011年11月に出版されましたが、監訳された山内・神戸大教授がECRRについて講演されるのは、今回が初めてだそうです。画期的な学習会になりました。
・英国セラフィールドの小児白血病など多くの例で、ICRPの考え方から予想される300倍もの影響が出ている。ICRPは「だから放射能の影響ではない」と言うが、実際に300倍もの被害が出ていることから出発すれば、ICRPのリスク推定が間違っている、ということ。

・公衆の線量限度を0.1mSv、被ばく労働者の線量限度は2mSvに引き下げるべき。

放射能の影響を評価するには汚染されていない場合と比較する必要があるが、北極の氷からもプルトニウムが検出されている。

・ICRPのリスク評価の中心になっているヒロシマ・ナガサキのデータは内部被ばくしている人を「被ばくなし」として計算されている。

・内部被ばくの実効線量計算方式は問題が多く、ECRRは修正を提案。

・ごく低線量では線形しきい値なしモデルよりリスクが大きいとする「2相的線量応答」の可能性。​         (以上抜粋です。動画と当日資料などがあります)
​全文は→http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/1217-5812.html

放射能による小児甲状腺がん多発を否定する「提言」は根本的に
                         間違っています!

                             放射線被ばくを学習する会 12/21 
「検討委員会」に「国際会議提言」に関する意見書を送付しました
・放射線影響は明らか
・「スクリーニング(検診)効果」を主張する余地はまったくない
・福島小児甲状腺がんは手術適応
・進行の早い小児甲状腺がん
・発見が遅れると再発率・死亡率が高まる
・放射能影響を認め、早急に対策を!  →全文は学習する会へ

広島原爆被爆者の立場からの「反被曝・反原発」
​    市民被ばく研究の大先輩のサイト

↑「広島2人デモ」をクリック、膨大な過去資料
<抜粋>

現在、広島2人デモは活動を中止しておりますが
伊方原発広島裁判のほうで定期ミニ学習会を隔週木曜日に始めております。
(形を変えた広島2人デモみたいなものです。)

▽伊方原発広島裁判webサイト
http://saiban.hiroshima-net.org/

▽定期ミニ学習会情報
http://saiban.hiroshima-net.org/mini/

内部被ばくの科学が封印され、核が軍事利用され、健康より何が守られる基準なのかが検証されています。

ヒロシマが被ばくを拒否するー伊方原発運転差止裁判より

現在稼働中の伊方3号機を止めるため、運転差止仮処分命令を申し立てています。

http://saiban.hiroshima-net.org/pdf/20161130.pdf (チラシPDF)

被爆地広島ならではの、内部被ばくの検証をしっかり行っている内容です。

2016年12月3日第3回口頭弁論定例学習会
第6回学習会「原発推進派が金科玉条とするLSSのいかがわしさ」

帰還を促す側の根拠は、元をただせばこの広島原爆後の調査ですが、それがどれほどいかがわしいものかを検証、福島が第二の広島・長崎になりかねないことに、強く警鐘を鳴らしています。
小田真由美 報告1「LSSはどこが批判対象とされているか?」
哲野イサク 報告2「避難基準100mSvの正当化に使われるLSS~LSS信仰を打破するのは広島市民の使命~」

尿検査・土壌測定
ちくりん舎

ちくりん舎、(日の出町エコセメント工場の汚染調査をしている)たまあじさいの会、フクロウの会の共同プロジェクトでリネン吸着法という手法で空気中のホコリの放射能調査を行なっています。

http://chikurin.org/wp/?page_id=3330

 添付は最近までの調査結果の一覧表です。

(↑クリックすると11/29速報をダウンロードします)

低線量被ばくのがんリスクはLSSデータの10〜45倍大きい
                 (松崎道幸 2016.12)

10mSv被ばくのがん死リスクは、LSSモデルより10~45倍大きいことが分かった:一般化加法モデルによる解析
8pのpptダウンロード→

<資料から紹介>
最近の疫学データでは、10mSvの被ばくによるがんリスクが、LSSデータ(10mSvで0.5%増)を10~100倍上回る結果が明らかにされている。

この論文は、低線量被ばくのがんリスクに関するこれらの疫学データを裏付けている。

放射線が免疫系に及ぼす影響
高木学校市民講座  崎山比早子 2015 2.9

世界一被害の多い日本の「医療被ばく問題」に警告を鳴らしてきた崎山比早子さんの高木学校市民講座 資料
​12pのpdfをダンンロード→

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