福島県教育会館において行われた、「自主避難者の住宅無償提供継続を求める4団体共同全国集会」とデモに行ってきました。長いタイトルですが、要は、「原発事故被害者を切り捨てるな」という内容の集会とデモでした。
北海道や京都、川崎、東京の避難者からのアピール、賛同団体として満田夏花、瀬戸大作さんからのアピールをもらいました。参加者は160人ほどでした。わかったことは、現在の住宅供与は災害救助法に基づいて行われているが、知事が必要とし判断し総理に話せば延長できることです。しかし、今年の6月の時点で内堀知事は安倍総理と会って自主避難者の支援打ち切りを2017年3月で行うように話したということが明らかになってきました。そういうことがあるからでしょうか、内堀知事は避難者に会うことを一切していません。
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避難された方は実際にいじめに遭うなどがありながらも、懸命に地域や学校になじむように頑張ってきたと言いますが、それがまた、打ち切りで住まいが変わることになると、一からやり直すことになる大変さがあります。だから、住宅供与は延長して欲しいのですが、悩ましいのは福島にいる一部の人から、「なぜいまだに避難を続けているのか」とか、「かってに出た人を支援するのはおかしい」、「線量が下がっているのになぜ帰ってこないのか」などと非難されることです。避難は権利ということを理解してもらうのは難しいです。今の社会の抱える不満のはけ口が弱いものに向かうように避難者が攻撃されています。 11月28日から県庁前で抗議行動をやりましたが、地元の新聞民は取り上げもしませんでした。でも、その日の紙面では「チェルノブイリの祈り」の作者のことは取り上げていたようです。横浜の自主避難者の子どものいじめを取り上げるマスコミ、でも、自主避難者の住宅供与打ち切りのことはほとんど伝えていないのです。 デモは福島の街中を1時間歩いて県庁前で解散しました。先頭を歩いていた和製パンクロックバンド、「切腹ピストルズ」の太鼓はすごい迫力があり私たちの気持ちの代弁してくれているようでした。私は最後尾にいて東京から来たミンジャさんらチャンゴの人たちとギターをかき鳴らしてデモリました。 これで11月28日からの一週間の行動は終わりましたが、新たな次の動きを始めなくてはなりません。負けてはいられませんから。 その日の夜は神奈川から来たスギさんや避難者の人たちとスペースシップMOMOで交流を深めました。 (関久雄さん 12/6 写真・文章 Facebook)
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