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グリホサート 渡部  和男 (2015)   雑草にも命があります

 

要旨

グリホサートは安全な除草剤と宣伝されているが、グリホサート製品(ラウンドアップ のような)により皮膚炎が発生することが報告されている。通常の使用後に肺炎や過敏性 血管炎が起こることがあるとされている。

グリホサートは細菌で抗生物質耐性を誘導する。

製剤にはグリホサート以外に表面活性剤のような成分が含まれており、変異原性がある とされている。

発癌性の懸念も示されている。2015 年 3 月、WHO の癌の研究・対策をする部門である 国際がん研究機関(IARC)はグリホサートは人間で癌を起こす可能性がある物質としてグ ループ 2A に分類した。

ニュージーランドのオークランド市では、化学物質過敏症を憎悪させる可能性があ るので、除草剤の使用を可能な限り控える政策を採用している。

ラウンドアップはオタマジャクシやカエルに対して強い毒性を示す。
(続く)

                                                                                              27ページのPDF

食の問題は社会や経済のあり方とも密接につながっています。 
国境を越えて活動する食料産業は、徹底した利潤追求と効率性重視で、
農業や畜産業を「工場化」し、「食べ物」は、遺伝子操作や大量の農薬使用、
家畜へのホルモン剤や抗生剤投与によって生産されているのです。
食の安全だけではなく、地域に根ざした食や農のあり方、私たちの望む社会や
経済の姿を描きながら取り組んでいきましょう。

緑の党グリーンズジャパン2018キャンペーン
ラウンドアップNO!ネオニコNO!
農薬と食の安全を考えるキャンペーン
2018年4月〜6月 全国で行ないます

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