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アンケート調査結果 東京都

ラウンドアップNO!ネオニコNO!キャンペーン 

農薬等使用状況 自治体アンケート結果 

                                  2018.7.20

                                                  運営委員会調査分析チーム

(割合ー%は、それぞれ全回答数に対する数値)

東京都 50自治体(東京都と市区)

 

※37市区から回答あり。回答率74%

 

 

 

 

 

 

【1】学校・公共施設・道路付近で農薬を使用していますか。使用している場合はその内容、使用していない場合はその理由もお願いします。

 

  • 使用している 20(56%) 

場所=庁舎・学校・公園・道路街路樹等が多い

種類=ラウンドアップ・ネオニコ系使用自治体   12(33%)

頻度・方法=もっとも多いのは散布  

理由=除草・殺虫・消毒・害虫防除

 

 

2.使用していない 16(43%)

(1自治体で場所別記載の場合、学校優先にカウント)

 

 

 

 

2の理由(例):

・化学物質過敏症の市民への対応。基準はないが、散布する必要が無いと施設で判断

・エコ・パークは生態系に配慮した環境にやさしい公園として位置付けているため

・内規等はないが,近隣への配慮もあり使用していない

・委託業先が農薬使用を禁止しているため。除草は手作業のため

・市の環境基本方針に沿い、環境への影響及び住民の健康被害等を考慮し課内で判断

・薬剤アレルギーの区民等などもいるため、使用しない

・害虫防除方法等基本方針に基づき、殺虫剤を使わない方法を第1選択としているため

 

【2】危険農薬の健康被害についての研究や研修は実施されていますか。

 

1.している  5  (14%) 

  東京都の行なう研修・講習会         

 

2.していない 24 (62%)

 

        無回答=9  (24%)

 

 

 

 

 

 

【3】農薬使用の際には2013(平成25)年4月26日付の住宅地等における農薬使用についての国の通知に基づき、以下の項目を実施されていますか。あてはまるもの全てに○をお願いします。

 

1.散布以外の方法の検討_______________________14

2.住民からの相談窓口の設置_____________________ 2

3.現地混用(いくつかの農薬を現地で混ぜる)の禁止__________14

4.散布時期の選定(風の少ない時期を選ぶなど)____________19

5.散布の時間帯の選定(子どもの通学時間外など)___________20

6.化学物質に敏感な周辺住民の把握__________________ 5

7.立て札の設置___________________________ 7

8.農薬以外の選択肢の検討______________________    11       

9.使用後の周辺住民へのアンケートの実施(国の通知項目ではありません) 0

10.原則不使用なので対策の必要はない_________________ 9

 

多い順に5.4.1.3.8  2は非常に少なく、9はゼロ

 

【4】水道水の残留農薬検査で、過去5年間にグリホサートは検出されていますか。検出されている場合は結果をお示しください。

 

                     1.検出されていない___________ 3(8%)

       2.検出されている_____________ 0

                                                                           (検出結果データ)

          3. 水道は都の事業なので検査していない___26(70%)

 

 

【5】【1】−2で「使用していない」と答えた自治体に伺います。

 

 1. チャドクガやスズメバチ、アシナガバチが発生した場合の対応はしていますか。していたら内容をお知らせ下さい。

    

   伐採・焼却・巣の撤去など何らかの対応をしている=    12(32%) 

   業者委託・紹介=9(24%)  

   対応していない=3(8%)

 

 

 

コメント例:

・施設は、各施設の判断で対応をしている。

市民には、ハチの巣駆除に対して防護服の貸出

及び業者の紹介をしている。また、ハチの巣駆

除に対し一部公費による負担をしている(生活

保護を受けている者・満75歳以上の老人だけの

世帯の者等)

・チャドクガ対策として、市内の公園緑地につ

いてはチャドクガ発生時期にツバキ科植物のパ

トロールとせん定を業者委託により実施している。学校、道路においても、虫がいる樹木の剪定、伐採で対応している    

・スズメバチについては、害虫駆除業者に委託しており、市民から要望があれば業者を派遣し市の予算で駆除している   

・アシナガバチについては市民の生活空間と一致していない場合は駆除しない     (人通りの多い道路等は駆除する)

・本年度よりチャドクガの発生するカンツバキ等の低木をチャドクガの発生しない低木に植換えを実施している

・樹木の特性を考慮した薬剤(セルコート)を噴霧器より樹木に散布し病害虫を駆除している。蟻の場合は巣の回収と処理を行う

・各自で対応してください(参考情報は提供する)

・庁舎敷地内等でのチャドクガ対応:樹木剪定を第1選択とする

・区民からの要望があれば、巣ごと除去する。そのため、住民から薬剤や散布の要請には対応していない
・チャドクガ→ツバキ、茶の剪定を勧めています。区ではやっていません
・保健所では、私有地と区立公園に営巣し、かつ区民生活に支障となる場所にあるスズメバチの巣に限り、巣の撤去作業を業者に委託しています

・チャドクガについては、駆除を専門業者による剪定等で対応している。 スズメバチ・アシナガバチについては、保健所にて対応している

 

 2.住民から薬剤や散布を要請された場合の対応はしていますか。していたら内容をお知らせ下さい。

                                        

   対応していない、断る、特になしなど=11 (30%)

   対応する=3 (8%)

   把握していない=1 (3%)

   

 

コメント例:

・市では、環境や人体への影響を考慮し、散布でき

ない旨を説明して納得していただく

・対応していません(必要に応じ東京都ペストコン

トロール協会を紹介する。住民のスズメバチの巣の

駆除作業については2分の1の補助あり(上限1万

円)。また、ハチの防護服の無料貸し出しあり)
・住民の生活環境や健康への影響から薬剤使用禁止

の要望を受けたことはあるが、その逆はないためし

ていない

・市では薬品等の散布は行っておりません,と対応

しております

・薬剤散布ではなく、どうしても駆除が必要な場合

は捕殺で対応

・スズメバチのみ市販の殺虫剤で駆除しています

 

以上

 

* ネオニコチノイド系の定義/参照サイト

一般にネオニコチノイドと呼ばれる化合物は、アセタミプリド、イミダプロクリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラムの7種類。これに作用がよく似たフィプロニルを加え、ネオニコチノイド系農薬と呼ぶことが多い。

ペット用ノミ駆除剤:アドバンテージ、キャプスター、フロントラインなど
家庭園芸用:レインボーフラワーEXⅡ、アースガーデンQ、ベニカDスプレー、オルトランDX粒剤など
家庭用殺虫剤:アリの巣徹底消滅中、コバエがホイホイ、ブラックキャップなど
https://www.actbeyondtrust.org/project-neonico/

 

エイトアップ=グリホサート液剤

オルトラン=クロチアニジン

              (太字は今回の調査で上がっていた農薬名・成分名)

  *1の回答で、ネオニコチノイドよりも危険視されている有機リン系の「スミチオン」を

  使用している自治体が、長野県で3、東京都で15自治体あった。

 (長野県で市民がネオニコ空中散布に反対しているが、行政が「ネオニコチノイドを使用  

 する理由」として「有機リン系よりまし」と言うそうです)。

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