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種子条例 自治体の取り組み
兵庫県
兵庫県の種子条例(丸尾牧さん)
兵庫県議会 昨日「種子条例」可決 日本の農業を守る重要なキーワードか?
今まで都道府県が中心に、種子の国内自給の確保や食料安定供給のために、種子法が制定されていましたが、昨年、民間の力を活用するためなどと種子法が廃止をされ、今年4月1日からその法的効力が無くなります。
その対策のため、兵庫県では独自に種子条例の制定を決め、今議会において、その条例案が提案されました。
種子の生産等の県事業に、従来措置されていた交付税がどれだけ措置されるのか不透明ですが、県が開発した種子の提供対象や情報提供する相手として、企業を想定していないようなので、しばらくは今まで通りの事業が継続されそうです。
ただ、種子法では、種子の生産を行う者に「指導及び勧告、助言」することができたのですが、条例では「指導及び助言」という内容に変わり、「勧告」の文言が抜け落ちて、少しトーンが弱くなったように感じます。
また、手続きを踏んだ海外を含む企業から種子や情報提供を求められた時に、その提供を拒めるのか、疑問も残ります。といいながら、何もないより、一定のルールを定めた種子条例が、種子や情報が外へ流出する防波堤になり、日本の農業を守る役割を果たすことは間違いありません。
同様の条例は、新潟県で手続きが進んでいますが、他はまだ追いついていないとのこと。要綱、要領で対応するところも出てくるのではとのことでした。
兵庫県や新潟県に追随する自治体が増えることを願います。
添付資料は、兵庫県条例と参議院議員附帯決議
(3.21.2018 丸尾牧兵庫県議会議員 )
関連;
日本の種子(たね)を守る会facebook
【種子法廃止に関する各地の動きについて⑤ 新潟県条例案をシェアします】
昨年11月に米山知事が表明していた種子法廃止後の条例制定に向け、先日、県が新潟県議会に条例案を提出したことはこのページでもお知らせしましたが、その条例案文がわかりましたのでお知らせします。
参照:自治体から国への「意見書」が提出されています
日本の種子(たね)を守る会HP
地方議会情報(地方議会からの国への意見書提出など)
March 26, 2018
地方議会から国への意見書提出状況
3月7日現在、種子法関連で国会に提出されている各地方議会からの意見書