ラウンドアップNO! ネオニコNO! 農薬と食の安全を考える
緑の党2018キャンペーン
アンケート調査結果 長野県
ラウンドアップNO!ネオニコNO!キャンペーン
農薬等使用状況 自治体アンケート結果
2018.7.20
運営委員会調査分析チーム
(割合ー%は、それぞれ全回答数に対する数値)
️長野県 77自治体
※27市町村より回答あり。回答率35%
【1】 学校・公共施設・道路付近で農薬を使用していますか。使用している場合はその内容、使用していない場合はその理由もお願いします。
1している 19 (70%)
場所:学校、公園、街路樹、公的施設など
種類:ラウンドアップ・ネオニコ系 使用自治体 17(63%)
頻度・方法:年1〜2回、適宜など 散布が圧倒的に多い
理由:除草、害虫駆除、殺虫が多い
2していない 8 (30%)
2の理由(例):
・定期的に草刈りをしているため。
・基準はないが各担当の判断。担当者の判断による。
【2】 危険農薬の健康被害についての研究や研修は実施されていますか。
1している 4 (15%) 2していない 17 (63%)
1のコメント例:
・長野県主催の農薬適正使用研修会に参加
・使用者が普及センターで実施する研修等に参加
・各施設の判断で、職員が住宅地等通知にかかわる
指定研修を受講している。
【3】 農薬使用の際には2013(平成25)年4月26日付の住宅地等における農薬使用についての国の通知に基づき、以下の項目を実施されていますか。あてはまるもの全てに○をお願いします。
1.散布以外の方法の検討_______________________ 7
2.住民からの相談窓口の設置_____________________ 3
3.現地混用(いくつかの農薬を現地で混ぜる)の禁止___________ 7
4.散布時期の選定(風の少ない時期を選ぶなど)____________13
5.散布の時間帯の選定(子どもの通学時間外など)___________13
6.化学物質に敏感な周辺住民の把握__________________ 3
7.立て札の設置___________________________ 6
8.農薬以外の選択肢の検討______________________ 7
9.使用後の周辺住民へのアンケートの実施(国の通知項目ではありません)_ 0
10.原則不使用なので対策の必要はない_________________ 6
4.5が多い。ついで3.8が多い。2.6は少なく、9はゼロ。
【4】水道水の残留農薬検査で、過去5年間にグリホサートは検出されていますか。検出されている場合は結果をお示しください。
1.検出されていない____________ 19(70%)
2.検出されている_____________ 0(0%)
(検出結果データ)なし
3. 検査していない_____________ 3(11%)
「当町の検査はグリホサートの検出に対応していない」1
【5】【1】−2で「使用していない」と答えた自治体に伺います。
1. チャドクガやスズメバチ、アシナガバチが発生した場合の対応はしていますか。していたら内容をお知らせ下さい。
煙幕、市販の殺虫剤 など何らかの対応をしている=4(36%)
業者委託・紹介=5 (45%)
対応していない=2 (18%)
コメント例;
・必要に応じて煙幕で対応
・安全を優先に考えハチアブジェット等を使用・業者による駆除
・まれではあるが、公共施設で発生があれば職員が駆除
2. 住民から薬剤や散布を要請された場合の対応はしていますか。していたら内容をお知らせ下さい。
対応しない(「要請されたことがない」含む)=7
業者委託・紹介=3
対応する=2
コメント例;
・町として行っていない。地域でアメシロ駆除を行うところがある
・薬剤の支給はしていない
・マイマイガ、アメシロの発生に備え、毎年業者に依頼(児童館)
・アメシロやアブラムシが発生した場合、枝ごと切焼却処分
️
以上
* ネオニコチノイド系の定義/参照サイト
一般にネオニコチノイドと呼ばれる化合物は、アセタミプリド、イミダプロクリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラムの7種類。これに作用がよく似たフィプロニルを加え、ネオニコチノイド系農薬と呼ぶことが多い。
ペット用ノミ駆除剤:アドバンテージ、キャプスター、フロントラインなど
家庭園芸用:レインボーフラワーEXⅡ、アースガーデンQ、ベニカDスプレー、オルトランDX粒剤など
家庭用殺虫剤:アリの巣徹底消滅中、コバエがホイホイ、ブラックキャップなど
https://www.actbeyondtrust.org/project-neonico/
・エイトアップ=グリホサート液剤
・オルトラン=クロチアニジン
(太字は今回の調査で上がっていた農薬名・成分名)
*1の回答で、ネオニコチノイドよりも危険視されている有機リン系の「スミチオン」を
使用している自治体が、長野県で3、東京都で15自治体あった。
(長野県で市民がネオニコ空中散布に反対しているが、行政が「ネオニコチノイドを使用
する理由」として「有機リン系よりまし」と言うそうです)。